フランケンウィニー
12.12.07
ティムバートンの幻の名作と言われた「フランケンウィニー」が3Dストップモーション・アニメ(しかも長編、しかも白黒!)になって、もうすぐ公開され る。 もとは短編映画(白黒実写版)で「スパーキー」というブサ可愛いブルテリアと少年のちょっと切ない物語。 「ナイトメア~・ビフォアクリスマス」と 同時上映されて以来、お気に入りの一つになった映画だ。 当時「ナイトメア~」が好きすぎてVHSを日本語吹き替え版(娘用ガンガン観る&貸出しOK)・ 日本語字幕スーパー版(私用、大事に観る)と揃えて買ってしまったくらいだ。どちらにも「フランケンウィニー」が特別収録されていて狂喜したものだ。もち ろんDVDが出たときも即買いしたが、こちらには「フランケン~」は収録されていなかった…。「ケチ~」と心の中で叫んだのを覚えている。
ナイトメア~」はあまりにも有名で”ハロウィンといえばかぼちゃのジャック”というくらいメジャーになって久しいが、スパーキーも皆に愛されるキャラに なれるだろうか。 どうも小さいころ可愛がってよく遊んだ親戚の子の成長した姿に逢うようで、ドキドキと心配が入り混じった感情が湧いてくる、不思議だ。
ちなみにVHS日本語版は館林でも大活躍していて、姪(2人)の息子達(男ばかり4人)はみんなジャックが大好き!!
2005年とか2008年とかに生まれてVHSを観ている子供というのもなかなか◎です。
グリーンワイパー
12.12.04
施術室に観葉植物をいくつか置いているのですが、ついつい育てるのが楽なサンスベリアなどに偏りがち。マイナスイオンが話題になったあたりから急にメ ジャーになったのでこういう場所(施術室)にはピッタリなのだけれど、置けばいいだろう的な手抜き感はどうしても免れない…。かといってお洒落なグリーン を選んでも日当たりのよい窓辺には置けず、まめに戸外に出したりなども出来ないので結局可哀想なことになってしまうのです。
最近のお気に入りはこれ!「グリーンワイパー」サンスベリア並みに丈夫。見た目もスッキリとしているし、小さいのでカウンターや飾り棚などに置いても映える。清潔感があるところもGOOD!!
鶴の首のような花芽からこんな花が、想像したより繊細です。悪条件の中ひたむきに花を咲かせてくれて感謝、感謝です。
もうすぐ12月
12.11.29
ついこの間11月になったと思ったら、もう12月。 あちこちでクリスマスの飾り付けを見かけるようになってきました。 どこの家庭でもそうだと思います が、子供が小さいころのクリスマスは楽しいイベントの最たるものです。 クリスマスカラーの”赤”と”緑”&”金”の組み合わせが大好きなので、我が家も 毎年小さいながらツリーやリースを飾ってクリスマスをお祝いしました。 ツリーの飾り付けはフィンランド製の木でできた人形やベルなどのオーナメント、豪 華ではないけれど素朴で温もりのあるツリーは充分に夢の世界を演出してくれました。 サンタクロースからの手紙に小躍りしながらも半信半疑だった娘の横 顔…。 派手なイルミネーション(特に最近はLEDが主流なので寒々しい)なんかなくてもイメージ(妄想?)は無限です。
ツリーの他にもこんな置物を家のあちこちに置いたりして。
ってきてしまいました。
今年も出してはみたものの、部屋に飾るには今一つ馴染まないというか今の生活や気分にフィットしないので、施術室に置いてみることにしました。
心なしかこの置物も嬉しそうに思えるのは気のせいでしょうか。
ここには小さな来客もあるので、きっと喜んでもらえることでしょう。
実りの秋
12.11.16
実家には大きな柿の木があります。毎年大きくて甘い柿の実を沢山つけて実りの秋を知らせてくれるのですが、今年は数が少なくて寂しい限りです。柿の実も大きいのや小さいの、四角いのや丸いのとどれもが微妙に違っていて並べてみると面白い。
収穫した中にはこんな柿も…。上から見るとヤカンようにも見えるし、真横に向けるとくちばしみたい…、そこでつぶらな瞳を描いてみました。
今にもおしゃべりしそうで、ちょっと可愛いでしょ?
一人でいると
12.11.05
ずっと会社勤めでしたから、この仕事を始めて自分を管理することの難しさを感じています。 何しろ面倒くさがりと怠け者を足して二をかけたくらい腰が重いのです、隙あらば楽しようと考えているし、明日やれることは絶対今日しません。
その気にさえなれば、骨身を惜しまず時間も忘れて一生懸命やるのですが、その気になるのがいつなのか…。TVのCMで「やる気スイッチ、ぼくのはどこにあるんだろぉ~」とか流れているのを見るたび「私のも探してぇ~!」と叫んでしまいます。
思えば小学校時代から「あなたはその気にさえなれば…」と言われ続けて半世紀。きっと人間の能力なんて大差はなく、その気になって努力できるかどうかで決まるんだろうなぁ…。 「その気」を「覚悟」と置き換えるとズシンと心に響く。
今のところ座右の銘は「覚悟を決める」かな?それが出来たら「天命を知って人事を尽くす」に進みたい。
それでも気が進まなくてもやらなければいけないことは「ありがたい、ありがたい」と唱えながら行うようにしています、確実に嫌度は下がる気がする。物思う秋のせいかとりとめもなく思考が流れていきます。
保育園の運動会
12.10.31
大甥の通う保育園で運動会がありました。ビデオ係に駆り出され(基本的にビデオや写真撮影は禁止、特に両親は自分の目でしっかりと見るように、と言われて いるのですが仕事で見に行くことが出来ないため)園に行くと、0~6歳児まで子供たちが勢ぞろい。大甥の通っている保育園は、地元でもよく知られた個性的 な園です。自然の中にいるような環境で、野性児のような逞しさと昔から受け継がれている日本の文化(食も含め)を大切にした生活を送れるよう配慮していま す。絵本の読み聞かせはしますが、文字は一切教えないし、家庭で教えることも良しとしていません。子供たちは一年中裸足で、寒風吹きすさぶ中、むき出しの 廊下で昼ごはんを食べます。(半分くらいは鼻水をたらしています)軟弱な大人では耐えられません。
運動会も独特で、子供達の種目は棒のぼりやはしご渡りなど手足を目いっぱい使うものが中心で、演技は荒馬や沖縄の踊りなど郷土色豊かです。普段の生活から 消えてしまった感のある「ハレ」や「ケ」の感覚、四季と暮らしのリズムといったものを大切にしています。子供たちはもちろんのこと、その親たちの世代もお そらく馴染みがないことを数多く経験できます。
子供たちは皆個性豊かで、全員が違う顔、違う輝きを放っているように見えます。土の園庭で走ったり転んだりして泥だらけになって、その手でパンくい競争の アンパンを嬉しそうに食べます。このおおらかさが何とも言えずいいのです。清潔すぎる環境からは丈夫な体は育ちません。危険なことを遠ざけていては、とっ さの動きや体のバランスを養うことはできません。見守る目があれば何でもありのこの保育園、なかなかです。
金木犀の花
12.10.19
数日前から金木犀の花が咲いているらしい。街を(自転車で)走っていると、どこからともなくあの独特の甘い香りが漂ってくる。街中が金木犀の香りに包まれ て「あぁ、またこの季節がきたのだなぁ…」と秋の真中にいるのを実感しながら両腕を伸ばして深呼吸する。 し・あ・わ・せ・なのだ。
金木犀を庭に植えている家はわりと多く、外出するときの楽しみのひとつです。
同じく季節を感じる香りの強い庭木といえば沈丁花、こちらは春に咲きやはり強い芳香を放ちます。
無条件に好きな金木犀と違い、沈丁花の香りはある思い出がフラッシュバックして、どこかの家から香ってくると切なくなってくる。もう何十年も経つのに、香りと想い出は強く結びついていて一瞬にしてその時の生々しい感情まで蘇ってくるのには驚く。
春の卒業シーズンに咲く沈丁花の香りに胸の痛くなる人は、結構いるんじゃないかと思う。通学路の角を曲がったところにある家なんかに咲いているパターン。
まぁ、何十年と経つうちに10代の想い出も美しく捏造されているのだろうけれど、それでも鮮やかに蘇るそのシーンに少女の頃の柔らかな感性を思い出したりして、誰もいないのにうろたえたり微笑んだりするのです。
あっという間に
12.10.11
別に何をしていた訳でもないのに、あっという間に10月も10日たってしまいました。子供のころの1日は(特に授業時間は)持て余すほど長く、1年先なん て気の遠くなるような話だった気がするのに、大人になるにつれ1年という月日はどんどん短くなり、気が付けば5年、いや10年が過ぎている…。
このままいくとあっという間に寿命が来てしまいそう…。長生きするのは喜ばしいことではあるけれど、この先は健康寿命をいかに長く保っていられるかが大切になってくるのだなぁ…。それと同時に1日1日を丁寧に過ごさなくては、と速くも暮れてゆく秋の陽に思うのでした。
さようなら手塚大全集
12.09.28
今から12年前、2000年の暮れ「手塚治虫漫画大全集DVD-ROM」というものを購入しました。 その頃はまだ参宮橋に住んでいて、散歩がてらよくオ ペラシティにある「ひとくち餃子」を食べに行っていました。 当時オペラシティの地下に手塚ショップ兼ミュージアムがあり、そこを観て帰るのも楽しみのひ とつでした。そんなある日、手塚ショップで何かやっていたので覗いてみると、それが「手塚漫画大全集DVD」のデモンストレーションだったのです。
ここで出会ってしまったのが運のつき、手塚作品をいつか全巻読みたいと思っていた私にピッタリのお兄さんの謳い文句!「これには世に出ている手塚作品は全 て収められているんです、その数なんと400巻!これを本で収納するのは大変なことですよ。でもこのDVDならたった8枚でいつでも手塚作品が読めるんで す!」しかも今回限り、数量限定、予約販売のみ!(どれもすばらしく魅力的な言葉)DVDはHDにコピーできるので、ノートPCで持ち歩けます。どこでも 読めますよぉ~!さらにこのセットにはまだ未発表の「オヤヂの宝島」愛蔵本版がついているんです。
そうか!これさえあれば何時でも読める、場所も取らない、いつか時間ができたらゆっくり堪能しよう!私の期待は一気にふくらんで「買います!」ところでい くら?「はい、定価12万円税込12万6千円です」う~ん…さすがに安くない。でもその気になってしまった私を止めることは誰にも出来ません。3歩下がっ て呆れて見ている娘の視線を感じつつカードを手にしていたのでした。
翌年3月、ようやくDVDが届きました。期待以上の装丁で大喜びしたのですがいざPCで読み始めると思った以上に読みにくいし疲れるのです。やっぱ紙がい いわ、なんて思っていると娘(小学生)が「おかあさん読まないなら私が見ていい?今、七色インコを読んでいる途中なんだけど、学校の図書館がいつも貸出し 中なの」と言って、あっという間に読み終えてしまいました。 子供の適応力ってすごい!
そんな訳で仕事を辞めたらゆっくり読むことにして館林にもってきたものの、なかなかその気にならず数年が過ぎてしまいました。さすがにこれはもう読まない のでは?という気がして、次の方に出会えるよう「今までありがとう」とお礼をいって「まんだらけ」に持っていきました。
全部読破するつもりだったのに…、でも、「いつか読もう」は「絶対読まない」だと分かったし、手元にあった間は大事にして幸せだったので役目は果たしてくれたのかな?と勝手にこんまりさんしたのでした。
この貴重な?経験のせいか電子書籍には全く興味が湧きません。 漫画も本もやっぱり紙の手触りとインクの匂いがなくっちゃね!
秋の花粉症
12.09.24
9月になった途端、くしゃみと鼻水に悩まされています。 ようやく朝晩涼しくなり、よく眠れて快適な朝を迎えられるはずだったのに…。
今年は特にはっきりと症状が出ている気がします。秋の花粉はブタクサやセイタカアワダチソウなどの草花が多いので花粉の飛散も範囲が狭く、春の杉花粉などに比べると比較的症状も軽いといわれています。
とはいえ、起きてしばらくは何もできません。 その辺のオヤジ(失礼)にも負けないくらいのクシャミが立て続けに出た後、本当に水道の蛇口のように鼻水 (殆ど水)が出るのです。すごいです、何なのだろうこれ!おまけにこの状態が続くと顔の水分が不足してハリがなくなり、小じわが一気に増えます。ツラいで す。 ホントに花粉なのかなぁ~とも思いますが、周囲にも同じ症状の人が結構いるので、やっぱり花粉なのかも。
爽やかな秋を迎えても、爽やかな目覚めを迎えることが出来ないこの状況は、今一つ詰めの甘い私そのものかもね~。と思ったり。