群馬県館林市東美園17-22
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保育園の運動会

12.10.31

大甥の通う保育園で運動会がありました。ビデオ係に駆り出され(基本的にビデオや写真撮影は禁止、特に両親は自分の目でしっかりと見るように、と言われて いるのですが仕事で見に行くことが出来ないため)園に行くと、0~6歳児まで子供たちが勢ぞろい。大甥の通っている保育園は、地元でもよく知られた個性的 な園です。自然の中にいるような環境で、野性児のような逞しさと昔から受け継がれている日本の文化(食も含め)を大切にした生活を送れるよう配慮していま す。絵本の読み聞かせはしますが、文字は一切教えないし、家庭で教えることも良しとしていません。子供たちは一年中裸足で、寒風吹きすさぶ中、むき出しの 廊下で昼ごはんを食べます。(半分くらいは鼻水をたらしています)軟弱な大人では耐えられません。

運動会も独特で、子供達の種目は棒のぼりやはしご渡りなど手足を目いっぱい使うものが中心で、演技は荒馬や沖縄の踊りなど郷土色豊かです。普段の生活から 消えてしまった感のある「ハレ」や「ケ」の感覚、四季と暮らしのリズムといったものを大切にしています。子供たちはもちろんのこと、その親たちの世代もお そらく馴染みがないことを数多く経験できます。

子供たちは皆個性豊かで、全員が違う顔、違う輝きを放っているように見えます。土の園庭で走ったり転んだりして泥だらけになって、その手でパンくい競争の アンパンを嬉しそうに食べます。このおおらかさが何とも言えずいいのです。清潔すぎる環境からは丈夫な体は育ちません。危険なことを遠ざけていては、とっ さの動きや体のバランスを養うことはできません。見守る目があれば何でもありのこの保育園、なかなかです。

金木犀の花

12.10.19

数日前から金木犀の花が咲いているらしい。街を(自転車で)走っていると、どこからともなくあの独特の甘い香りが漂ってくる。街中が金木犀の香りに包まれ て「あぁ、またこの季節がきたのだなぁ…」と秋の真中にいるのを実感しながら両腕を伸ばして深呼吸する。 し・あ・わ・せ・なのだ。

金木犀を庭に植えている家はわりと多く、外出するときの楽しみのひとつです。

同じく季節を感じる香りの強い庭木といえば沈丁花、こちらは春に咲きやはり強い芳香を放ちます。

無条件に好きな金木犀と違い、沈丁花の香りはある思い出がフラッシュバックして、どこかの家から香ってくると切なくなってくる。もう何十年も経つのに、香りと想い出は強く結びついていて一瞬にしてその時の生々しい感情まで蘇ってくるのには驚く。

春の卒業シーズンに咲く沈丁花の香りに胸の痛くなる人は、結構いるんじゃないかと思う。通学路の角を曲がったところにある家なんかに咲いているパターン。

まぁ、何十年と経つうちに10代の想い出も美しく捏造されているのだろうけれど、それでも鮮やかに蘇るそのシーンに少女の頃の柔らかな感性を思い出したりして、誰もいないのにうろたえたり微笑んだりするのです。

あっという間に

12.10.11

別に何をしていた訳でもないのに、あっという間に10月も10日たってしまいました。子供のころの1日は(特に授業時間は)持て余すほど長く、1年先なん て気の遠くなるような話だった気がするのに、大人になるにつれ1年という月日はどんどん短くなり、気が付けば5年、いや10年が過ぎている…。

このままいくとあっという間に寿命が来てしまいそう…。長生きするのは喜ばしいことではあるけれど、この先は健康寿命をいかに長く保っていられるかが大切になってくるのだなぁ…。それと同時に1日1日を丁寧に過ごさなくては、と速くも暮れてゆく秋の陽に思うのでした。