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鎖骨骨折日記その5

16.03.25

クラビクルバンドを着けているだけ、というのも、毎回レントゲンを撮る、というのも(?)だった。更にバンドを着けていると背骨に沿っている固定の上部が頸椎を圧迫して、気分が悪くなってくる。右側の首から肩にかけての腫れも引かず、ブヨブヨした感じのままだ。特殊メークをしたのかと思うくらい胸も上腕も内出血していた。このままでは”らちが明かない”感満載だ。他にもっといい治しかたがあるはず。周囲の勧めもあり、遠いけれど一族全員が三十年来お世話になっている整骨院に替えることにした。骨折から一週間が過ぎていた。「来るのが遅かったね」と言われたが新たな治療が始まった。

鎖骨骨折日記その4

16.03.20

担当の先生は若くてテキパキしていた。前夜のレントゲンを見ながら「う〜ん、手術かどうかギリギリだね」とひと言。私が手術はちょっと…と渋っていると「じゃあ骨がくっつかなくてもいいの?」と脅してきた。「手術といっても簡単なものならワイヤーで繋ぐだけだから傷口は1センチくらいで済むし、まあくっついたらまたワイヤーを取り出すんだけどね。(え〜っ⁉︎)どちらにしても 今日もう一度レントゲンを撮ってからだね、骨が少しでも動いていれば何とかなるかも知れないから」と部屋から出された。どうか良くなっていますように、と神様に祈りながら撮ったレントゲンは結果を出していた。「ああ、骨が近付いてきてるのでこれなら手術はしなくて大丈夫でしょう、じゃあまたこれ(クラビクルバンド)を着けて2週間後に来て下さい」と言って更にきつく締め直した。恐ろしく胸を張りながら私は聞いてみた。、え〜〜っと、今後はこれを着けてレントゲンで確認する、の繰り返しですか?すると「そうですよ」いかにも良かったね、という風に明るく答えてくれた。う〜ん…。私の中に疑問がムクムクと湧き上がってきた。

鎖骨骨折日記その3

16.03.18

「とにかく明日もう一度受診して今後の治療を聞いてください。私は担当医ではないので。」と先生は言い「はい、では立って後ろを向いてください、胸を張って〜ちょっと痛いですよ」というと鎖骨のあたりを掴み後ろから何かを当ててギュッと引っ張った。あっという間にまるで屈強な男性に羽交い絞めにされた(ことはないが)ような状態になっていた。クラビクルバンドという鎖骨を固定しておくバンドを装着したらしい。背中は真直ぐに伸び、これ以上ない位胸を張っている、ものすごく姿勢が良くなった。怪我をしてるというのに何だかとても偉そうだ…。

先生:「このまま明日まで着けていてください」私:「寝るときもですか?」先生:「もちろんです」そう言った後、何を言ってるんだこの人?という言葉が声には出ないが顔に出ていた。痛み止めを処方され(飲まずに済んだけど)羽交い締めのまま一晩過ごした。寝返りどころか身動きも出来ない状態だったがそれなりに眠れたらしい。翌朝、再び病院へと向かった。

鎖骨骨折日記その2

16.03.15

少し間が空いてしまいましたが、続きです。

転倒から起き上がったものの眩暈がするほどの痛みに一瞬「やってしまったのか?」と思ったが、しばらくすると落ち着いたのでゆっくり下まで滑り降りた。腕を動かしてみると肘から下は普通に動かせるが、腕を上げようとすると激痛が走る。首から肩にかけて重い違和感と熱感があるので休憩することにした。コーヒーを飲みながら何気なく痛みのある部分に触ってみると「あれ?鎖骨が変!?」ありえないほど段違いになっている。一緒にお茶していた姪のパートナーに「鎖骨折れてるかも?」というと「まさか、折れてたらそんな風に我慢できないよ」と言われた。彼は大学時代アメフトをやっていたので、この手の怪我には詳しいはずだ。でもこの手触りは普通じゃない。帰りは温泉付きのバスツアーだったので、私だけ温泉に入らず休憩室で休んでいる間に救急診療をやっている整形外科を探し、診てもらえるよう頼んだ。バスは七時半に館林に到着し、そのまま整形外科に駆け込み即レントゲン撮影。処置室に呼ばれていくと「鎖骨、折れてますね」という先生の言葉がとても事務的に聞こえた。右の鎖骨は見事にポッキリ折れていた。私の斜め後ろにいた看護師さんが気の毒そうに言った「こんなに離れちゃってると手術になるかもしれませんね~」