ガイアシンフォニー

11.11.21

年末になると何故か観たくなるのが「地球交響曲」ガイアシンフォニーです。

現在は第七番まで制作されていますが、第一番の「１万３千個の実をつけたトマト」がとても好きです。第一番が作られてからすでに２０年近く経ちますが、最初に観たときの驚きは今でも色褪せません。

人も動物も植物も、水や土、もしかしたら鉱物も、命あるものすべてがこんな風に素晴らしい力を授かって生まれてきたのかと、地球と地球に存在するもの全てが関わりあって、響きあってまさに交響曲を奏でているのだと、観るたびに不思議な安心感に包まれる思いがします。

第一番にはこのトマトの他に、登山家のメスナー、動物保護活動家のダフニー・シェルドリック、宇宙飛行士のラッセル・シュワイガート、エンヤなどが登場します。

淡々と続くインタビューと映像を観ていると、サムシンググレートの存在をとても身近に感じることができて、それが大きな安心感につながっていくのかと思います。

サードマン現象や、種を超えた絆、あるいは太古からの記憶といった現在の科学でははっきり解明されていないけれど、だれでも感じている”それ”と自分との確かなつながりを実感することができます。

年末、なんとなく慌ただしく気忙しくなると、このガイアシンフォニーで心の中に積もったもの、体に纏ったものを一旦リセットしたくなるのです。

第一番～第五番まで収録されたこのDVDBOXは、2006年に2.000セット限定で作られたものです。それまでガイアシンフォニーは自主上映会でしか見ることが出来なかったので、購入して本当によかったと思います。

今は、それぞれを単独で購入することもできますが、残念ながら第一番のエンヤの部分は他の映像になっているようです。

写真家「星野道夫」さんの第三番も素晴らしいのですが、それは又の機会に。