春の花
2013.03.16
先日(誕生日)に頂いたチューリップが咲きました。
窓辺の陽光を浴びて、いかにも春の花って感じです。この季節、花屋の前を通ると我先に争うように花々が咲き揃い、賑やかな歌声やおしゃべりが聞こえてきそうな程です。
チューリップ、ビオラ、アネモネ、サイネリヤ、等々どれも愛らしい花たちですが、私が一番好きなのは山里に咲く「辛夷」なのです。
どういう訳か「木」に咲く花が好きで、しかも木と花だけの組み合わせ。「葉」は無いかあってもあまり目立たないもの。
木蓮、蝋梅、梅、桃、木瓜や花海棠…、とりわけ辛夷には心惹かれる特別な「何か」があるのです。
思い当たる理由はないのですが、山間の木々の中に真っ白い花を一斉に咲かせている辛夷を見ると、DNAが騒ぐというのか、凛として潔いその姿に孤高の魂の ようなものを感じて、「きれい」とか「美しい」とかではない感覚(感情?)が身体の内側から、あるいは皮膚の下から湧きあがってきて、懐かしいような苦し いようなそれでいて奮い立つような不思議な感覚に襲われるのです。これって前世の記憶なのでしょうか?
何の花が好き?って聞かれた時は「チョコレートコスモス」とか「クレマチス」と答えています。説明が面倒臭いし本当はあまり教えたくないので。
因みに姉が好きな花は「カサブランカ」妹は「ピンクのチューリップ」う~ん、いかにもそれらしい。