17年振りのスキー(その2)
2015.02.17
いよいよ当日。まだ暗い早朝5時過ぎ、予定より少し遅れて満員御礼のバスは一路オグナほたかスキー場を目指して出発しました。 参加者の殆どは家族連れで 下は2歳から上は還暦過ぎまで年代もさまざま。ところが予定よりだいぶ手前から渋滞が始まってしまいました。激しい雪と積雪で動けない車が続出したので す。嫌な予感は的中し、飽きてしまった幼い子ども達の泣き声がフルボリュームで響き渡り、バスの中は阿鼻叫喚!「あぁっ!少しでも動いて~~」という願い も空しく時は過ぎ、それどころかスキー場に辿り着けるのか?という程の豪雪のため道路は四駆のスタッドレスでもチェーンを巻かないと動けないという恐ろし い状況になっていたらしい。
結局予定より3時間近く遅れて何とかスキー場には到着したものの、7本あるリフトのうち動いているのは1本だけ!どんだけ降ってるのー!遭難しそうなほど の横殴りの雪。顔が痛いし視界も極めて悪い。ここまで悪条件が揃うと文句を言う気にもなれずかえって清々しい気分。懐かしい友達に再開したような嬉しさが 込み上げてきた。初めての、まるでナンみたいに幅広いカービングの板を履き、大甥を誘ってリフトに乗り込んだ。
板の様子を見ながらだったが、滑り始めるとまるで30年前にタイムスリップしたように身体が軽い!予想以上に快適だった。何年か前、TVでシニアの人たち が自分が一番輝いていたころの歌や楽しかったことを追体験すると若返る、というような番組をやっていたが、こういうことか~と納得した。体力も滑りも何の 問題もなく、久々に味わう疾走感。予想をはるかに超えて楽に動けていたのが嬉しい驚きだった。どこにも余分な力が入っていないので、当然疲れも筋肉痛もな い。 でも悪天候のため大甥のレッスンに重点をおきリフトを5本乗ったところでスキーは終了した。
お楽しみの温泉も堪能した帰りのバスの中、両親も一緒に参加していたにも関わらず(パパはスノボで、ママは早々にリタイアしていた)大甥に手を握られ「〇 〇くん(自分の名前)スキーは絶対みっこ(私のこと)と行く」と熱く告白された。「やった!これでだいぶポイントを稼いだはず」満足感と達成感&心地良い 疲労を味わいつつ帰途についたのであります。