温泉リニューアル
14.04.29
お気に入りだった百観音温泉がリニューアルオープンしたので早速行ってみた。がしかし、期待を裏切られるとはまさにこういうことか!というくらいガッカリ して帰って来たのです。この温泉のいいところは(温泉の)質がすばらしいことと豊富な湯量&素朴な施設、のはずだったのに…。多少の行き届かなさがまた アットホームと言えなくもないギリギリのゆるさも、地元臭があって良かったのに…。
溢れるように出ていた入口のかけ湯は、給水制限中の蛇口のようにチョロチョロとしか出ていない。広々とした露天風呂は半分のスペースに縮小され、残りは視 界を遮られて岩盤浴風の床にお湯が流れている”寝ころび湯”とやらになってしまっていた。試しに寝てみたが、健康で体をまっすぐに伸ばせる人向き、接地面 は暖かいがそれ以外は風が吹き抜ける、寒い冬場はどうするの?狭くなった露天風呂にはかつての解放感や贅沢感はなく、充分に手足を伸ばせていないような中 途半端な気分がいつまでも残る。二階にあった畳の食事スペースは一階に移動し、狭く込み入ったテーブル席(しかもセルフ)になっていた。メニューもサービ スもアウトソーシングによる質の低下は免れず、再度ここで食事しようという気にはならない。施設改悪の上に入湯料金も値上げ、土日は更に料金UP!!
治療目的で通う高齢者や、持病を抱えた人達の救済の場でもあったはずなのに、そういった顧客をシャットアウトしたいとしか思えない。何をどう考えたらこん な結果になるのだろうか…。この温泉を支えている客層を全く無視したとしか思えないこのリニューアルに、心の底から驚きと悲しみが込み上げてきた。経営に しても、仕事にしても、また家族友人関係にしても、支えてくれているものが何なのかを知らない、気付かない、考えないことの恐ろしさを我が身に置き換えて しばし考えてしまった。
今年の桜
14.04.04
今年も桜の季節がきました。 館林名物「鶴生田川の桜」も鯉のぼりと一緒に春を謳歌しているようです。 この一帯は桜の名所で、暖かい日には大勢の人で賑 わいます。川沿いの桜のトンネルを歩きながら、去年の同じ日、枝垂桜の大木の元で幸せいっぱいに空を見上げたことを思い出します。また来年もこうして桜を 観ることが(親しい人や家族、あるいは自分自身でさえも)出来るのだろうか…。桜を観る喜びとともにふと感じるこの想いは誰しも経験があるでしょう。毎年 同じように咲いてくれる桜も、決して去年と同じものではないのだと、巡りゆく季節と過ぎた日々を重ねてみたり…。桜の持つ強烈な力は夢とうつつをつない で、ひと時別次元へといざなってくれるのです。それは帰ってくるのが困難になるくらい魅力的なところでもあります。